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『リクルート 凄い構創力』を読んだ感想〜事業立案したい人はとても参考になるかも

リクナビの内定辞退率予測サービスが随分と大騒ぎになっている。

【リクナビ問題】内定辞退率等のデータ提供みたいなサービスはこれからもなくならない | Strobolights
なんだか先日から大きな話題になっているこの問題。政府が調査に乗り出したり参画企業が一部公表されたりと当初予想以上の大騒ぎになっています。 ただ個人的には「え、それを今更騒ぐの?」というのが一番最初に受けた印象でした。

今回は色々とまずいところがあったところとはいえ、企業側の採用活動のニーズを捉え、ビジネスに変えていくその商魂はやはりリクルートの真髄。そして業界のパイオニアとして常に先頭を走り、業界の殻を破って常に業界自体をアップデートしていくその疾走感は僕はやっぱり好き。

別に今回のこととは関係ないのだが、この本を知人(リクルートの人)に薦められて読んでみた。リクルートとも長年付き合いのあるボスコンのコンサルタントが書いた本だ。客観的にみたリクルートの強みが書かれている。


リクルートの すごい構“創
杉田 浩章
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 21,864

リクルートの本当の強さは人ではなく仕組みなのだ、という本

ここでいう「リクルートの強み」とは会社の仕組みの話だ。リクルートというと、スーパービジネスマンがゴロゴロいるイメージがあるしそれは本当にそうなのだと思うけど、この本で語られているのはそうした個人の話ではなく会社としてのリクルートの仕組みの話だ。

詳細は本を読んでほしいが、リクルートでは新規事業やサービスを生み出して拡大させていくメソッドが社内で確立されているという。

DNAとして「新しいビジネスを生み出しマーケットを創っていく」という思想が前提にないと、この仕組みが社内で機能することはないと思うのだ。

僕も、いわゆる新規事業やサービスの立ち上げをこの数年間会社の中で取り組んできた。で、僕の実力不足以外で一番苦労したのは実は社内制度だと思っている。

どういうことかというと、新規立ち上げメンバーに対する理解やサポートする体制、仕組みが社内で全く整っていない。立ち上げメンバーは個人の力だけでなんとかするしかないと言っても過言ではない。あたかも「お前が勝手にやっているんだから自分でやれ」と言わんばかりの放置っぷりなのだ。放置されるならまだしも、社内に敵がゴロゴロいるのだ。

僕らの場合は、新規事業立ち上げに四苦八苦しているうちにもともと在籍していた既存事業が爆発的に成長したこともあり、社内が大盛り上がりしている時に如何しようも無い疎外感に襲われたものだ。

疎外感をハングリー精神に変え頑張ってはいたが、やはり会社として支援してくれるサービス、仕組みがあるのは心強いんじゃないかなあと思う。

新規事業を担当する人間として、精神論としてはそんなもの頼っていてはいけないと思いつつ、現実問題としてはやはり必要だと思うのだ。

産業構造がシャッフルされ、新規立ち上げやイノベーションの必要性が増している中、こうした新規立ち上げに本気で取り組む会社はそれが「仕組み化」されていることが必要だと思う。「イノベーション」ってあらゆる会社が声を上げているが、ただの掛け声だけになっているケースも多いのではないかと思うのだ。

なかなかここまでやれるようになるのは長い道のりが必要かもしれないけど、こういう会社がもっとバンバン出てくれば日本は勢いがまた出てくるのかもしれない。

新規事業の立ち上げや起業をしたい人にオススメしたい理由

この本ではリクルートの新規事業立ち上げを会社としてどう構築していくかの仕組みが順を追って説明されているのだが、これはそのまんま、新規サービスの立ち上げを行う上で大切な視点、ポイントになっている。

僕自身も耳が痛いところだが、新規立ち上げは想いや思いつきのアイデアだけでは拡大していかない。最初のきっかけがそれでもいいと思うのだけど、その後にどうやって仕組み化していき、拡大していくかという視点がないと自転車操業で終わってしまうのだ。

だからこの本は起業を考えていたりする人にもオススメしたい。なるほど、こうやってビジネスを組み立てていくんだ、というとてもよい参考書になっていると言える。

そんなわけでリクルートに興味があろうがなかろうが、ビジネスに興味がある人は是非読んで見て欲しい。ビジネス書ではあるけれど、割とあっさりと読めると思う。

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