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【実話】大学時代に経験した三角関係の思い出1

先日、知人との食事の時にこの話をしたらとても面白がってくれたのでこのブログでもちょっと書いてみようかなと思った。
大学時代の三角関係の話だ。

当事者である本人とは最近連絡とっていないけど、実はこの話、昔小説っぽく書いたことがあってそのことは本人も知っていて、というか喜んで読んでいたからまあいいだろうと思い。
なんだかんだ言ってももう20年くらい昔の話だしね。

というわけで、書く。我ながらなかなか貴重な体験だなと思っていたし、こういう経験を学生時代にできたのは幸運なことだなと思っていた。
でも、当時は僕も必死だったし「いい経験」とかで済ませられなかった。何より傷ついた。そして幸せだった。

ちょっと長めになるけど、ご容赦くださいませ。

出会ったきっかけから三角関係の兆しが始まっていた

僕は当時、大学三回生が終わりに差し掛かっていた。京都の大学に通っていた僕は就職活動中で、大阪に行く機会が多いことから大阪へのアクセスが良い後輩の家に泊めてもらうことがよくあった。

この後輩を、便宜的に吉田くんと呼ぶ。

吉田くんはイケメンでおしゃれで気が利くやつだった。彼との出会いは、僕が所属していた空手サークルだった。彼はサークルに一瞬入会してすぐにやめてしまった。まあ、あんな胡散臭いサークルに彼は合わなかったのだ。彼はもっとメジャーでキラキラした青春を送るべきだったし、彼の判断は賢明だと思った。

ただ彼は何故か僕を慕ってくれて、サークルはやめたけどちょいちょい僕と遊んだりすることがあった。

その日も僕は就活でOBOG訪問をするために大阪に行っていた。そして翌日も大阪で就活があったので吉田くんのおしゃれな部屋に泊めてもらう予定だった。

大阪は天満橋のビジネスタワーで、広告代理店の胡散臭いOBのうんざりするような自慢話をたっぷりと聞かせられ、げんなりして吉田家に帰る途中に彼からメールが来た。

「今日、高校の後輩が京都に家探しに来てるんですけど、一緒に飯どうですか?」

こうして僕は彼女と出会った。便宜的に藤田さんと呼ぼう。藤田さんは吉田くんと同じ長野県の出身で、彼の高校の部活の一つ下の後輩だった。
藤田さんは僕と吉田くんと同じ京都の大学に進学が決まっており、下宿先を探しに1泊2日で長野から出てきたのだ。

京都。3月。夜。河原町。

僕たちは京都随一の繁華街、四条河原町で待ち合わせを行なった。

藤田さんはまだあどけなさを残した、いかにも”田舎から出てきた女子高生”だった。化粧っ気は皆無だし眉毛も整っていなかった。

でもスラッと伸びた身長と、大きな瞳の上に綺麗に並ぶ二重は独特の存在感を放っていて、まだ寒い京都の夜の群衆の中でも目立っていた。

僕たちは吉田くんオススメのお店に入り、美味しいご飯を食べた。僕は白ワインいっぱいですっかり酔っ払った。吉田くんはお酒が強いのでガブガブと飲んでいた。まだ高校生の藤田さんは一杯も飲まなかった。

京都の河原町で飲んだ多くの人がそうするように、僕たちは鴨川の河辺に立ち寄って京都の夜を楽しんだ。

「こいつ、結婚するまでセックスしないって断言するようなやつなんですよ」

少し酔っぱらった吉田くんが藤田さんをからかった。

「うるさいなー」

藤田さんは白い吐息を吐きながら吉田くんを少しこづいた。顔が少し赤らんでいたのは寒さのせいなのか照れのせいなのかわからないけど、僕はその様子を見て「かわいいな」と素直に思った。

<続く>

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