【就活】大卒後のファーストキャリアで考えるべき事その1

毎年この時期になると思うんだけど、どうして学生って就活時期になると限定的な思考になっちゃうんだろう、と。勿論学生自身に罪は(あんまり)なくて、教育や社会環境の構造がこういう事態を引き起こすんだろうなとは思う。

ここでいう「限定的な思考」というのはテンプレっぽい考え方をしてしまう事を指している。自分の欲求や願望、ビジョンではなくて、「考え方のテンプレ」に自分を合わせていってしまう。「考え方のテンプレ」そのものは世に出ている就活サイトとか学校のキャリアセンターとか企業の人事が言っている事を参照している。

まずいのは「自分にとっての本当」ではなく、テンプレにあわせて自分を変えていく、という事。というか自分にとって何が大切なのかが見えづらい世の中になってるんじゃないかなと感じる。

で、テンプレにあわせて「自分にとっての大切」を考えていくと、日本の就活においてはもう大体これらの項目の中でしか考えられない

1:やりたい仕事は何か
2:会社に対する情報(安定してるとか成長してるとか)
3:働く環境(福利厚生など)

これらが間違ってるとは言わないけど、やっぱちょっとずつ陥りがちな思考停止要素が含まれている。というわけで一個ずつ不定期連載形式で語っていって、じゃあどうすりゃいいのか、みたいなのを最後に書きたいと思う。

やりたい仕事なんてないと思ったほうがいい

まずはそもそも論だけどこれ。僕は学生のいう「やりたい仕事」ってほぼ勘違いだと思ってる。仕方ないんだけど、学生は仕事が分かってない。

基本的に、経験したことの中でしか「やりたい」とは言えないはずだ。言葉のあやみたいなもんだが「試してみたい仕事」ならわかる。でも残念ながら仕事はそうそう簡単に離脱できたりするもんではないので「試してみたけどやりたくないです」は通じない。

まあ本来的にはそのためにインターンシップがある。ただ就活年次になってからのインターンは本質的な「職業体験」ではない。僕はよく就活インターンのことを「映画の予告編」と呼んでいるのだけど、仕事とかビジネスのクライマックスだけをギュッと凝縮して、最終的にはその企業に興味が沸くようにストーリー設計されたものが就活インターンだ。で、そんな意図で用意されたプログラムを5日感やったところで仕事の何たるかはわからない。わかったのならそれはわかったような気になっているだけで、絶対に分かってない。断言する。

「じゃあどうすりゃいいんすか」と学生は思うと思う。そりゃそうだよね。僕が言いたいのは「やりたい仕事を探す」という考え方から脱却してほしいという事。多分、頭が良かったり素直である子であればあるほど「やりたい仕事を探しても見つからない」となっちゃう。本当にやりたいなんて思ってないからだ。そして苦悩してしまうのだ。

あんま思考が深くない学生は企業の話を聞くと「やりたい!面白そう!」と思っちゃう。まあ、それでそのままいけるならそれでもいいんだけど。

「やりたい仕事」じゃなくて「どの道で生きていきたいか」を考えたほうがいい。ここでいう「道」というのは平たく言えば職種のこと。営業、とか商品企画、とかブランディング、とか人事とかね。

で、その際に考えるべきなのは「自分にとっての適性」だ。ただ、これは実際にやってみないとわからなかったりする。だから勿論仕事としての経験は得られないのだが学生時代の何らかの活動でやってきたことで、自分が楽しかったことや能力を発揮できたことを抽出して、それが仕事にどうつながっていくのかを考えてほしい。

例えば学生団体とかで渉外を担当していて、企業などから協賛金を得ていくことに刺激を感じたなら営業はありだし、サークルやイベント企画で新歓や学園祭などで団体のプロモーションを考え、SNSを運用したりWEBを作ったりチラシを作って戦略的にPRしていた人だったら企画やプロモーションなどマーケティングよりの仕事は合っているかもしれない。

こんな感じで、学生時代の活動から自分の将来へのヒントを探してみてほしい。間違ってもやめてほしいのは、学生時代の経験を一回無視して、企業の発信する情報の中から「やりたいことを探す」ということ。見つかんねーよ、そんなことしてても。

というわけで次回は「会社に対する情報」がいかに危険かについて書いていきたい。

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