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【初心者向け】デザイン思考の使い方と思うこと

デザイン思考という言葉がある。多分、iphoneが世界的に普及したのに伴って市民権を得た言葉だと思うけれども、逆に広がりすぎて一種のマジックワード、つまり思考停止ワードになっている気配がある。

つまり「デザイン思考」と言っておくと何となくカッコよく聞こえたり、何かを言っているような気がしてしまうような言葉になってんじゃないか、ということ。

かくいう僕も、デザイン思考について体系的に学んだわけではなく、ネットの解説や本を幾つか読んで「何となくこういうことかな?」と思っている程度の理解しかない。まだまだ新しい概念でしっかりとした理論が確立されているわけではなく、あらゆるところで研究が進んでいる、現在進行形の思考法だから、結構いろんな解釈があることに気づく。

デザイン思考とはつまりユーザー思考であり、課題解決思考

で、色々なところの解説を読んでなんとなーく僕が思っていることとしてはデザイン思考って、課題を解決する思考法なのだ、ということ。自分の目標とか自分の欲求が起点になるのではなく、ユーザーやクライアント、もしくは世の中のニーズや課題を起点とし、そこからソリューションに展開していく考え方だ、ということだ。

こうして考えると「なんだそんなことか」と思っちゃうけど、できない人にはとことんできないのか面白い。逆に、こんなこと言われるまでもなくそうしてますが、というタイプもいる。僭越ながら僕なんかがそう(だと、自分では思っている)。

デザイン思考ができない人は、例えば仕事の局面で「自分たちの作業効率化」を優先的に考える。ユーザーにとってそれが有益かどうか、ではなく「こっちの方が楽だよね」という考え方になってしまうのだ。

僕はプライベートではなかなかなわがままなのだけど、こと仕事になると徹底的にユーザやクライアント視点だ。自分が大変かどうかは関係ない。結果や目的のためだったらめんどくさいことも厭わない。というか、めんどくさいと思わない。

ただこれは、何も僕が優れているとかそういう話ではなく、思考パターンの話だと僕は思っている。だから個人的に、デザイン思考というのはできる人には言われなくてもやってるけど、できない人をできるようにするのは結構大変なんじゃないかと思ってしまう。手段と目的がよく混同してしまっている人には、デザイン思考は厳しいのではないかと思っちゃうのだ。

デザイン思考の具体的なやり方

デザイン思考の分かりやすい教本としてあげられるのがこれ。
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僕も何度か読んだ。デザイン思考とシステム思考、デザイン思考でアイデアを発散させ、システム思考でそれを体系化していく、というプロセスをまとめた本だ。まあ確かに、実際にビジネスサービスを形成していくにはこの両方のプロセスは重要だと思う。

で、この本では結構な量のメソッドが書かれている。紹介されている方法は読んでいると「ふうーん」と思う程度で終わるのが正直なところ。陳腐だとかそういうことじゃなく、「実践してみないとわからない」ということだ。各メソッドは簡単に、魅力的に書かれているけど実際にやってみると多分うまくいかないことの方が多い。メソッドを実現するために労力を割くことになるんじゃなかろうか、という予感がする。これも手段と目的が混在してしまうのだ。

ただ、デザイン思考がユーザファースト思考なのだとすると、最も最初にやるべきことはユーザのことを知ること、考えることだ。そしてそれは、統計上の数字データよりも直接聞いた方が深い情報が得られる。いわゆるフィールドワークというやつだ。
ここで、仮説を立てながらユーザーの声を聞いていく。その際に一問一答になるのではなく、なるべく深いところまで潜りながら探っていく。ここで求められるのはいわゆるヒアリング能力というやつだ。

ただここでどれだけ深い情報を得たとしてもそこからアイデアに直結することはあまりない。ここで得た深い情報をそこから昇華・発散させてアイデアとして具現化していくプロセスが必要になる。ここからは複数人によるディスカッションになり、よくあるブレスト的な話になるわけだ。

今ある素材や情報でいきなり議論するのではなく、まずはフィールドワークで生の声、言葉にまだなっていない潜在的な欲求、ニーズを探り当てていくことが重要なのだ。答えが自分たちの中にあるのではなく、ユーザー、市場にあるのだ、という発想から行動するのは簡単なようで意外と難しいのだ。

ただ、それができなければデザイン思考はそもそも始まらない。そしてそもそも、デザイン思考ができなければいけないかというとそんなことはなく、いわゆる新規事業や提案営業を生業としている人は必要だと思うけど、そうじゃない人には特に不要だと思う。自分に必要かどうかを考える前に「デザイン思考ガー」と言ってしまう人は思考パターンからしてデザイン思考には多分向いてない。

目的と手段の混同だけは、避けたいものですね。

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