メルカリ始めました▷

染まるよ(チャットモンチー)


2008年リリース。チャットモンチー9枚目のシングル。3rdアルバム「告白」にも収録されている

こんなにすごい失恋ソングは他にない

このブログで触れたことはなかったけど、僕はチャットモンチーが大好きだ。田舎から出てきた垢抜けないガールズバンドが、少女性はそのままでパワフルなサウンドを鳴らす様はそんじょそこらのなんちゃって男根ロックよりはるかにロックだった。
ロックバンドって、3rdアルバム以降が肝だと思っている。初期衝動で突っ走ればロックたりうる1st。そしてそこにテクニックを重ね完成度を増すことができれば2ndも成功。
で、問題は3rdアルバムなわけだ。初期衝動のままでは突っ走れないし、アーティストとしての”巧さ”みたいなものも求められる。

そこへ行くとチャットモンチーは「ガールズバンドの青春ロックバンドストーリー」で2ndアルバムまでは見事にそれを成功させた。そしてこの「染まるよ」が収録された3rdアルバムからドラスティックな方向転換を図る。簡単に言うと、少女から大人の女性の音になったのだ。

で、だ。
チャットモンチーの失恋ソングというと、怨念の塊のような「恋愛スピリッツ」が有名だけど、僕はこの「染まるよ」の方が好き。
この「染まるよ」、ちょっと背伸びした女の子の失恋ソングとなっている。タバコが好きな彼に少しでも近づこうと思って吸ったことのないタバコを吸ってみたりする少女。
でもさ、これ、男の失恋にだって全然あるよね、と。

歌詞については女心、正直よくわかんないところもあるけど、とにかくすごいのがサウンド。派手な装飾を一切削ぎ落とし、ギターとベースとドラムのシンプルな構成。
歌詞は背伸びした少女の歌なのに、サウンドはまるで化粧を落としたすっぴんの大人の女性のような潔さがある。
控えめなサウンドが、なんかもうね、失恋した時の感情をそのまま再現したかのようなのですよ。だって、ベースが、泣いてる。

静かで単調なメロディーから一転、サビでは感情を叩きつけるようなギター。ギリギリまで抑えに抑えたのに、結局抑えきれずに爆発する感情。

いつだってそばにいれたら
変われたかな
ましだったかな

そこにあるのは満たされなかった現実と、後悔。
強がって、うそぶいて、でも誤魔化しきれない未練。

あー、これは、男もあるあるですわ。失恋した時の感情、この人たち、よくわかってらっしゃいますわ。
チャットモンチーって少女の心を代弁してる的な評価あるけど、女の為だけの歌にして欲しくないっす。
タバコを吸いたくなる曲です。

告白
告白

posted with amazlet at 16.10.29
チャットモンチー
KRE(SME)(M) (2009-03-04)
売り上げランキング: 19,095

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です