【新海誠全作品一気見】言の葉の庭を見た感想ー足フェチ歓喜の巻

もうすっかり、新海誠づいてしまった。これまで秒速しか見たことなかったけど、この三連休で他の作品も全てネットで借りて見てしまった。

中でも印象的だったのはこの「言の葉の庭」。「君の名は」の一つ前の作品ということになる。今回はこの言の葉の庭について、めちゃめちゃダラダラと書いてみたい。

その前に、他の作品を一言コメントで。新海誠作品は、そこまで数も多くないので簡単に感想を。

ほしのこえ

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新海誠デビュー作。音楽以外ほぼ全て一人でやった、というアニメ業界を騒然とさせた(らしい)作品。どれくらい一人でやったかというと、声優まで自分でやってる。すげえ。
いきなりのSFもの。秒速しか見たことなかったせいか、新海誠って日常的な生活を描く監督かと思ってたから、デビュー時から全然違ったんですね。失礼。
でも、SFだけど、描いているのはやっぱり男女の距離感。SF的距離感。距離感の描き方として古き良きケータイメールを使っているのが時代を感じる。

30分で終わるので、気軽に見れる。でも、重い。暗い。新海誠っぽい。ロボットのアクションシーンなんかは、まあ一人で作ったんだろうなあ感が満載だし、絵柄とかも古臭さを感じるのだけど、話は面白いし見てみると良いかもしれない作品。

雲の向こう、約束の場所

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1時間強で終わる。青森とか北海道が舞台。新海誠って、日本の具体的な田舎が出てきますよね。
きっと、いろいろと奥が深いんだろうけど、正直、退屈だった。途中、何度もやめちゃって少しずつ進めてやっと最後まで見た。含みを持たせ過ぎというか、物語の中でちゃんと昇華してない感がすごかった。そして、「君の名は」みたいに考察したくなるほどの魅力も感じなかった。スンマセン。

星を追う子ども

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ジブリやんけこれ、というのが第一印象。キャラクターデザインもそうだし、絵の質感、カットなど、もののけ姫っぽい感じから始まり、ラピュタっぽくなってまたもののけ姫っぽく終わる。
正直、ジブリの二番煎じ感が否めなくて最初見てるのが苦痛だった。でも途中から抵抗がなくなり、物語自体には普通に入り込むことができた。これまでの二作から比べると「あーこっから大衆路線を目指したんだなあ」というのがわかる。でも、この目指し方は間違ってる気がする。この作品を見ると、「君の名は」がいかに高度に彼がやりたいことができたか(らしさを残しながら大衆受けする)がよくわかる。

秒速5センチメートル

秒速については以前書いてるのでご参照を。
[clink url=”http://strobolights.xyz/web/2016/09/17/5cm/”]

言の葉の庭はとにかく足がエロい

というわけで、言の葉の庭。これはまた1時間で終わる。秒速と同じく、完全にリアルな世界で描かれる男女の距離感。秒速が桜と雪がモチーフだったけど、この作品はとにかく「雨」がテーマ。日常生活と少し違う世界になる「雨」の日に出会う二人の男女。

前作の星を追う子どもと真逆の、完全に大人向け作品。その証拠(?)に、性的なニュアンスが描かれる。新海作品では珍しいのでは。
と言っても、ストレートに描かれるわけではなく、主人公タカオが取り組んでいる靴の創作のために、ヒロインであるユキノが自分の靴を脱いで足を差し出すシーンがあるのだ。

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いや、僕、足フェチなんですよ。素足とか大好きなんです。

まあ、それはいいとして、ここは意図的にエロティックにしてるんだと思う。教師であるユキノが自分の学校の生徒であるタカオに自分の足を差し出すっていうシチュエーションは、もうなんともいえない色気に満ちている。しかも、新宿御苑。

これ、タカオは絶対”足”に目覚めただろうなあとか想像してしまうのは下衆なのだろうか。

また気になるのが、ラストのユキノの部屋のシーン。雨でびしょびしょとはいえ、タカオを自宅に連れ込んでるわけで、普通に考えたらその後ベッドシーンなのだ。どこまで本気かはともかく、大人であるユキノにその気が無かったとは言わせない。一緒に料理作ってコーヒー飲んで、お互いが「今まで生きてきた中で一番幸せかもしれない」とか思っちゃうくらい幸せモード。この後、タカオが告白しなければ、多分そのまま流れに任せてベッドインだったに違いないのだ(下衆)。

後はその後の映画クライマックスである二人が抱き合って号泣するシーン。その後、どーなったんだろーなーと。なんか一気にエンドロール入っちゃって後日譚に入るけど、抱き合った後がどうなったのかが気になる(下衆)。

とまあ、下衆なことを書きまくったが、要はそれくらい生々しくて、大人向けだったということだ。新宿御苑という、東京に住んでいる人なら身近すぎる舞台で、「雨」という閉鎖的な世界観の中で繰り広げられる非日常的風景。

景色は実写より美しく、東京という街が好きになるから不思議だ。そーだ、東京五輪の演出は新海誠にも噛んでもらおう。

1時間で終わるし、コーヒーでも片手に静かにゆっくりと噛みしめたい映画。秒速、君の名は以外だとこれが一番だと思う。

ネットで見る限り、言の葉の庭は小説版がなかなからしい。映画を補完するように、映画では描かれなかったキャラクターの舞台裏が書かれているのだとか。
まあ、kindleでポチりましたよね。しばらく、余韻に浸らせてもらいますよ。

■追記:小説版の感想を書きました。よろしければご覧下さい。
[clink url=”http://strobolights.xyz/web/2017/01/02/kotonohanoniwa/”]

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