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Taste(Ride)

イギリスのロックバンド、Rideの1990年デビューアルバム、「Nowhere」に収録された曲。「死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム」にも登録されている。

これぞシューゲイザー

かつて、イギリスにシューゲイザーと呼ばれる音楽流派があった。個人的にはこのムーブメントは日本に渡り、スーパーカーやバンプオブチキン始め日本のロックシーンに大きな影響を与えたと思っている。
ちなみに、以前書いたこともあるMy Bloody Valentineもシューゲイザーの一派だ。
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シューゲイザーはWikipediaによるとこんな音楽と紹介されている。

フィードバック・ノイズやエフェクターなどを複雑に用いた深いディストーションをかけたギターサウンド、ミニマルなリフの繰り返し、ポップで甘いメロディーを際立たせた浮遊感のあるサウンド、囁くように歌い上げるボーカルなどがシューゲイザーの一般的特徴として挙げられる

エフェクターを掛けまくりながら鳴らしまくるため、ライブステージ上ではギターを抱え込みながら搔きむしることになり、それが靴を凝視しているように見えるためにShoseをGazeする、で「シューゲイザー」と呼ばれた。

で、今回ご紹介するRideもシューゲイザーの代表格だ。Wikipediaによると、

轟音ツインギターとスピード感溢れるドラムス、更にその轟音と対峙するかのようなツインボーカルによる清涼感溢れるハーモニー、美しいメロディが混然一体となったサウンドでシーンに登場

とある。まあもう、まさにこの通りで、僕はこのアルバムで最もキャッチーで、かつ彼ららしい曲として今回のtasteをご紹介したいわけだ。

デビュー作でしか出せない一瞬のサウンド

ロックバンドのデビュー作とは不思議なもので、デビュー作でしか起きない奇跡というものがある。中には2枚目、3枚目でヒットを飛ばすバンドもあるし連続してヒットを出し続けるバンドもあるが、デビュー作で鮮烈なインパクトを残し、その後消えていくバンドもある。

Rideもそんなバンドの一つだ。この曲のキラキラ感、多幸感、万能感はまさに若さの象徴であり、初期衝動のままにギターをかき鳴らし、一度も止まることなく最後まで突っ走る。テクニックとかそういうレベルの話じゃなく、「せーの」で始めたその瞬間の勢いがそのままパッケージされたのがこの曲なのだ。

青春や若さの一瞬のきらめきが音になると、こんな曲になるのだ。

しかし、あくまで一瞬。バンドはこのアルバムで一躍チャートを駆け上がるが、長くは続かなかった。なんとかアルバムを出していくが、1996年には解散してしまう。そんなバンドの末期を、Wikipediaではこんな風にまとめている。
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バンドメンバーが若すぎたことで、壊れてゆくバンド内の人間関係が手に負えなくなり、更にバンドの音楽的なスタイルが変わってゆくのを主導するリーダー的な役割を誰も担うことが出来なかった末の結末だった。

まさに、ロック。まさに、初期衝動。理屈とか計画とかそういうの無視して突っ走り、やがて崩壊していく。その美しさこそが、ロックだと、僕は思うのだ。

Nowhere
Nowhere

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