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syrup16g(日本/東京/解散→再結成)

1996年に結成され、2008年に解散、そして2014年に再結成された日本のロックバンド。基本的には陰鬱とした曲をプレイする。syrupは、「ぬるいままで好きな音楽を好きなだけやろうっていう、そういう意味を込めて…、甘い咳止め用のシロップが俺は大好きで、シロップって言葉が頭の中で快楽的なものと直結して」といった理由で五十嵐が名づける。16gは、バンド名を検討していたミスタードーナツでのコーヒーのシロップの量が16gだった事に由来する。wikipediaを一部編集。

届きそうで届かない、渇望のバンド

僕が大学時代に聞いていたからもうかれこれ10年以上昔のバンドになるが、最近また再結成していたとは知らなかった。アンテナが鈍ってるなあ、と思ったのだけどまあそれはいいとして。
基本的にはフロントマンである五十嵐隆の陰鬱としたメンタリティが渦巻いているバンドである。僕が学生時代に読んでいた音楽雑誌で「Snoozer」という雑誌があって、その中のインタビューで五十嵐が言っていた言葉を未だに覚えている。「ロックで好きな音楽やってりゃそれでいいなんて俺は思わない。売れたい。むちゃくちゃ売れたい。だから今度のアルバムはフルアルバムだけど1500円。一曲100円ですよ。これで売れなかったら俺はもう・・・。頼むからみんな買ってよ」的な。正確には覚えていないけど。

ちなみに、そのアルバム、「HELL-SEE」は売れなかった。いや、ファンの間では好評だったしSyrupファンには売れたと思うけど、少なくとも一般的には売れなかった。オリコンでは最高で39位。どうなんだろう、そこそこヒットなのか?今と違って当時のオリコンは音楽チャートでは絶対の基準だったから、なんとも言えないが、少なくとも「Syrup16g、いいよね!」という会話は僕の周囲では一回も聞いたことがない。

彼らは、売れたかった。有名になりたかった。でも、なれなかった。だから絶望のうちに解散した。

極上のポップセンスとメロディー、メンヘラヴォーカル

しかし、僕からすると彼らは売れる要素は十二分に持っていると思っていた。聞いていただければお分かりになるかと思うが、ポップセンスがすごい。マニアックになることなく、キャッチーで聴きやすく、サビはサビでちゃんと盛り上がる曲をしっかり書く。歌詞もメンヘラ臭ぷんぷんだがきっと10代の男女や中二病を発症の20代にはバッチリハマるはずなのだ。ヴォーカルも、BUMP OF CHICKENのような憂いを帯びた優男風の声だし、一体なぜ売れないのだろう、と首をかしげていたものだ。

まあ、正直、メンヘラ気質が高すぎるのだと思う。BUMP OF CHICKENはメンヘラっぽく見せかけてしっかり青春っぽいし、とりあえず落ち込んで見せているがちゃんとその先がありそうな少年っぽい感じがある。しかしそこへ行くとこのSyrupはもう本気で退廃的でお先真っ暗感がハンパない。

「死にたい」とBUMP OF CHICKENが言ったとして、でもそれを可愛い彼女が助けてくれそうな感じがあって、それを「オーイエーアーハン」と綺麗にまとめるのに対し、
Syrupは「死にたい」と言っても6畳の部屋の中で一人で言ってるから誰も助けてくれない。みっともないし、救いようのない、男の歌。

そういえば彼らの屈指の名曲、「負け犬」にこんな歌詞がある。

今度僕が犬に生まれたなら
君に飼われてもいい
それとも保健所で死ぬ

まあこの歌詞だけで、どんなバンドかなんとなくお分かりいただけるのではないだろうか。

再結成の知らせは知らなかったけど、未だに聞く、大好きなバンドです。

個人的syrup16gベストソング

1:センチメンタル
2:不眠症
3:パッチワーク
4:パレード
5:リアル
6:EX:人間
7:負け犬
8:土曜日
9:夢
10:末期症状

HELL−SEE【reissue】

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syrup16g
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