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radiohead(イギリス/オックスフォード/現役)

1985年にイギリス、オックスフォードで結成されたオルタナティヴ・ロックバンド。トムヨークをフロントマンに、5人編成。またプロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチ、アートワークのスタンリー・ドンウッドの存在も大きく、第6、第7のメンバーと評されることもある。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第73位。

完全に確立されたブランドを持つバンド

いろんなロックバンドが現れては消えていくのがこの世界の常だ。ポップミュージックというのは消費されて行く音楽であり、どんなバンドも音楽も、コンテンツとして流行り廃りとともに現れては消えていく。
そんな中、このradioheadはそうした流れとは無縁のところで自分たちのスタイルを貫き、そしてそれが世界的に支持されている稀有なバンドだろう。未だメンバーの誰一人抜けることなく、知る限りではそんな危機すらなく、ただただ、音楽に向き合い、音を鳴らし、ファンから最大級のリスペクトを持って受け入れられている。

僕の個人的な感性だが、ロックンロールバンドを名乗る以上終わらなくてはならない。続いてしまってはロックンロールではないのだ。打ち上げ花火のように現れ、線香花火のように消えていく。それこそがロックンロールバンドだと思っている。
そこへ行くと、このradioheadはロックンロールバンドのメンタリティは持ち合わせていないんだと思う。最初こそ一応ギターロックバンドっぽく登場したが、アルバムを重ねるごとに鳴らす音もコンセプトも深化していった。

そして今では、彼ら自身が「情報」となり、アイコンと化していった感がある。
いや、僕も大好きなバンドなんだけども。

俺様じゃない方のロックンロールバンド

ロックンロールというとローリングストーンズを始め、「俺様」なバンドが多かった。自己主張をシャウトし、ギターを男根に見立て、ド派手で無敵なショーをステージで繰り広げる。それでも、アメリカのマッチョなロックバンドに比べ、イギリスはどこかアンニュイでシャイな雰囲気のバンドが多い印象だ。

そこへ、このradiohead。デビューアルバム収録の「creep」がスマッシュヒット。全能を歌うロックミュージックではなく「俺はどうせ中途半端なんだ」とひたすら自己嫌悪を歌う。しかしこのヒットが彼らをしばし苦しめることになる。「creep野郎」と罵られ、情けないバンド、というイメージがついてしまったのだった。

その後、「The Bends」で人間社会で生きて行く葛藤を歌い、3rdアルバムである「ok computer」を生み出す。未だ評価の高いこのアルバムは詳しくはまた今度書くとして、兎にも角にもこのアルバムは恐ろしいアルバムで、これまでの「自我」の視点から抜け出し、ある種の「世界」を生み出してしまったのだった。

そして、個人的にも最大の事件だった「kid A」。ついには「自己」すら捨て、匿名となってしまったわけだ。このアルバムではロックの象徴であるギターの音を一切排除し、電子音だけが淡々と静かに流れていく、もはや人間味が一切なくなった世界を描いて見せた(一応アルバム最後に人間の体温を感じさせる曲があるのだが、この曲の最後で主人公は睡眠薬を飲んで自殺する)。

ああだめだ、興奮してきた。kid Aについてはまた書く。その後もユーザが自分で値段を決めてダウンロードするアルバムをリリースしたり、まあとにかく先進的なんだけど感情も野心も感じないスタイルのバンドなわけだ。

radiohead個人的ベストソング

*とてもじゃないが10位に収められないほど名曲多いのだが。
1:High and Dry
2:No surprises
3:Everything in its right Place
4:The Bends
5:Airbag
6:kid A
7:The National Anthem
8:Paranoid Android
9:Motion picture Soundtrack
10:Meeting in the aisle

*一位にしたthe Bends収録のHigh and Dryはすごくポップで誰が聞いても聴きやすいセンチメンタルな曲だから是非聞いてほしい。

tribute to radiohead, played electric piano
”T”RUST OVER 30 recordings (2012-06-27)

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