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映画の続きはまさに神話!原作コミック版「風の谷のナウシカ」(宮崎駿)

全7巻。宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」の原作漫画。執筆はもちろん宮崎駿。途中何度も休載しながら足掛け12年にわたり連載。映画版ナウシカは漫画版の2巻前半までに過ぎず、ナウシカ、クシャナ、ユパ、アスベルなどのその後もしっかり描かれる。漫画版を読んだ人にとっては映画版はダイジェスト版にすぎず、真髄は漫画版、と答えるにちがいない。

誰かに仕組まれた世界

僕達は大人になるにつれ、少しずつ気づく事がある。
すなわち「この世界には誰かが仕組んだルールがある」という事。国家や会社など、僕たちの住む世界では誰かがルールを決めて物事が動いている。

普通に生活している限りでは、世界のルールを意識する事はあまりない。
でも、何かの拍子で、気づかなくてもよかったかもしれないルール、もしくは陰謀に気づいてしまう時がある。
そして自分がその陰謀に取り込まれていると気づいた時、僕達は激しく憤る。

ただ、大抵その頃にはもう手遅れで、僕らは知らぬ間にルールの穴にすっぽりと落ちていってしまうのだ。

虫愛づる姫君の物語

ナウシカは、世界の仕組まれた陰謀に気づいてしまった少女だ。
昨日まで当たり前だと思っていた事が、大切にしてきた事が、大人の仕組んだ陰謀だったとしたら。
ネタバレは避けるが、映画版ナウシカで描かれていた世界観。映画版ではあの世界はあくまで「設定」であり、僕らは「この物語の舞台」として消化していたはずだ。
しかし、あの世界ならではのルールそのものが、実は仕組まれていたものだった。

後半、膨大な伏線を一気に回収しながら世界の秘密の一つ一つが明かされていくスケールは圧巻。
そして、ナウシカが取った行動とは?

こういう漫画は、とことん考えるのが楽しい

この漫画、無茶苦茶難解だ。張り巡らされた伏線、膨大な情報量、そして哲学的思想が前提にある世界観。
一回読んだだけで全てを理解するのは不可能だ。何度も何度も読み返し、考える。少しでも理解しようと、考える。

僕、我ながら立体的思考(妄想)が出来る方だと思っているが、
それは多分、思春期の頃にこういう難解な漫画を貪るように読んで考えて考えまくったお陰だと本気で信じている。

合理的な思考停止人間にはきっとこの漫画は全く面白くないと思う。
でも、自分で考えて解釈していくタイプの人には、絶対面白い筈。

はまれば、人生通して付き合える漫画です。是非、ご一読を。

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