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僕のものにならない女の子に、僕らは惹かれる。「あそびあい」(新田 章)

Thank you my girl

男にとって女の子はいつまでたっても不思議な存在で、そして男は、女の子に何とか自分の影響を残したいと思ったりするもので。

学生時代だと特にそうで、男は女の子に妙な独占欲があったりする。処女や経験が少ない女性の方が男子は好んだりするのもそのせいだ。昔の彼氏の話とか気になって聞き出そうとして、少し聞き出せると落ち込んだりする。

くるりの曲で、「Thank you my girl」という別れの歌があった。僕はこれは見事だなあと思って。つまり、別れの曲なのに「My」なのだ。

男は別名保存の法則

よく言われる事だけども、男女の恋愛観で男性は別名保存、女性は上書き保存というのがある。人並みに男女経験はある方だと思うけど、僕はこれは当たっていると思う。女性の忘れっぷりというか、未練のないっぷりにはもう、なんだかとても寂しくすらなる。
男は、「別れたけど、きっと自分はあの子にとって特別にちがいない」という幻想を捨てきれない。頭では分かっているけど、体では分かっていないのだ。

さすがに30代にもなるともうこういう幻想を抱く事はないが、20代、特に女性経験がまだ乏しい男子学生さんなんかはこういう傾向が強い。

というわけで、女の子は僕のものであり、そしていつまでも忘れられない存在だとすると、厄介な女子のタイプがある。何かと言うと、いつまでも僕のものになってくれない女子だ。自分の影響下からするりと抜け出し、必死に追いかけるのだけどいつまでも追いつけない。とっても可愛く、そして残酷な微笑みを僕らに向ける。そして僕らは、途方にくれるのだ。

誰とでも寝る女子高生

この漫画は、罪悪感も抵抗感もなく「誰とでも寝る」女子高生の話と、それに振り回される周囲の男たちの話だ。
貧しい家庭に育った彼女は「ただで気持ち良いのに勿体ない」と、あらゆる男性と体の関係を持つ。しかも、さらっと、まるで面白い漫画を読むように、あっさりと寝る。「だって気持ちいいんだもん」という彼女にとっては、体の関係はまさに”スポーツ”みたいなものなのだろう。

そして、そんな彼女に恋する男子高生。彼は「好きな人以外と何故するの?」と至極まっとうな感覚を彼女にぶつけ、「わたしはみんな好きだよ?」という彼女のくったくのない笑顔に憤慨しつつも愛おしさを増していく。

全く脈がないなら彼もきっぱりと諦めきれるのだろうが、何せ彼女は喜んで彼と寝るのだ。大好きな彼女と寝る喜びは何者にも変えられない。でも、それなのに、その彼女は平気で他の男とも寝る。だから彼は混乱する。きっぱりと諦めきれない。

これは、セックスに対する問題提起の漫画ではない。男の子にとっての、幻想のようにつかみどころのない女の子の魅力を体現した漫画なのだ、多分。

あそびあい コミック 1-3巻セット (モーニング KC)
新田 章
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